コラム
column
2023.04.06
なかのほうの森
HPをオープンして記念すべき第1回目のコラムになります。
コラムでは、ここ恵那市の中野方町の自然や森にまつわることなどを幅広く発信していきたいと思います。
今回は発信基地である中野方町の森についてのご紹介。
岐阜県は森林面積割合が全国で2番目に多く、8割ほどを森林が占めています。
ここ中野方町は、その岐阜県の東部(東濃地方)に位置する恵那市にあり、8割以上が森林に囲まれたいわゆる里山です。
―ここ東濃地方は、恵まれた地質とヒノキの生育域の北限に近い気候により、全国屈指のひのき生産地となっている-
冬に寒さが厳しいこの地域で育つ東濃ひのきは、生育が遅いために木目が細かく、美しさと丈夫さを兼ね備えた建築材として重宝されており、伊勢神宮の式年遷宮でも御用材として使われているそう。
ありがたいことに、中野方町の山々にもかつて先人が一本一本手植えしてくださった多くの東濃ひのきが育っています。
現在、伊勢湾に流れ込む木曽川の水源域のひとつを抱える中野方町では、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社さんの支援を得て、 “水源の森実行員会”として町内外の仲間が集まり森の間伐・整備を進めています。
-それでも町の8割近い森にはまだまだ手の回らない所が多いのが実状-
森林面積に対して、林業の担い手が圧倒的に不足しているため、なかなか整備が進まないのです。
そこで、、、
森づくりに関わりたい!
森に関わることでシゴトをしてみたい!
森に近いところで暮らしたい!
そんな人がひとりでも多く中野方の森に関心を持ってくれたら・・・
という願いをもって、これからこのHPでさまざまな情報発信をしたり、イベントなどをご紹介していきたいと思います。
“森と生きる” 編集部 ナガエ